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豆知識
・ 結婚記念日の贈り物って?
・ 薬指にはめるのは何故?
・ ダイアモンドの鑑定
・ 世界で有名なダイアモンド
・ 銀の黒ずみを取る・つける
・ ジュエリーの技法(歴史)1
・ ジュエリーの技法(歴史)2


クラフトマン藤崎保

  担当 藤崎 保
・1990年
  東京宝石デザインスクール卒
・2006年
  JJAジュエリーデザイン
  アワード初出展で入選
・神奈川宝飾工芸組合員

ジュエリーの技法、ヴィクトリアン、ヴィクトリア女王のジュエリー


ヨーロッパ近世以降とアメリカ


スコットランドから来たジュエリー


スコットランドから来たジュエリー

鑑賞ポイント

  スコットランドが大好きだったヴィクトリア女王の影響か、多くの英国人がスコットランドへ旅行した。
  そこでお土産として持ち帰ったのが、今日スコティッシュ・ジュエリーとして知られる、赤や緑、グレー色の
  小石(その多くはアゲート類)をカットして嵌め込んだジュエリーで、独特のシックな色合いが今日でも
  高く評価されている。
  ヴィクトリアン中期、ギャラリートイダ蔵。

  帝国の最盛期と重なる在位期間、若い女王が先導した流行とデザイン
  【 ヴィクトリアン - 1 】

   VICTORIAN - 1    1837 〜 c.1870  

新しい富裕層が支えた繁栄


 ヴィクトリアンすなわちヴィクトリア時代とは、正確に言えば1837年にヴィクトリアが女王として即位し、
1901年に崩御するまでの64年間を指す。
この世界的にも例の少ない長い統治期間中、産業革命を終えた英国は世界をまたぐ大植民地帝国を作り上げた。
文字通り、英国の最盛期である。
この時代の最大の特徴は、王侯貴族と僧侶に加えて産業革命で財を成した人々が新しい富裕層として加わったことだ。
64年に及ぶ彼女の時代は、便宜上、即位から70年頃までの時期と、それから死去までの2期に分ける。

即位の日のヴィクトリア女王像

即位の日のヴィクトリア女王像

  即位して王座についた女王の像。
  F.X.ウィンターハルターが描いたもの。
  被っている王冠を見ると、スチュアート・サファイヤをバンド部分の正面に、黒太子のルビーと呼ばれる
  レッド・スピネルを、その上の十字架部分に取り付けたのが見える。
  1859年頃、ロンドン、ナショナル・ポートレート・ギャラリー蔵。

若い女王の好んだ明るいガーネットのジュエリー

若い女王の好んだ明るいガーネットのジュエリー

鑑賞ポイント

  若くして結婚し、9人の子供に恵まれた女王が好んだ華やかな色、それがガーネットとブルーの
  エナメルであった。
  カボッションにカットされたガーネットは、カーバンクルの別名を持つほどこの時代は多い。
  ヴィクトリアン初期、穐葉アンティークジュウリー美術館蔵。

万国博で広がりを見せたデザインと素材


 産業革命を通じて登場する新興階級とそれに続く市民階級のためのジュエリーが登場し、素材と技術、
デザインそれぞれの面で従来と完全に異なる多様さを見せる。
この意味で、近代のジュエリー産業はここに始まると言えるだろう。
 1837年、うら若い女王が即位し、やがてアルバート公と結婚して9人もの子供に恵まれた時代、
女性達のファッションのリーダーは若い女王であった。
ヴィクトリアン初期のジュエリーはまだ素材の制約はあったものの明るさに溢れており、大粒のガーネットや
明るいロイヤ・ルブルーの七宝を使ったジュエリーが生まれる。
デザイン面では、女王が好んだ蛇が流行する。
指輪や腕輪、ネックレスなど多くのジュエリーが今に残るが、デザインの基本的テーマはロマンティックで
ナチュラルな物、つまり月や星、花、木の枝、鳥、リボン、ハートなどの手慣れたものが中心であった。
文字遊びのジュエリーも、フランスから移入されている。
 この時代で忘れていけないのは、1851年にロンドンで開催された世界初の万国博の成功だ。
多くの美術工芸品が展示されたことも大きいが、これを通じて世界中の工芸品が入り混じったことにより、
デザインや素材の面での広がりを見せた。
オーストラリアとカリフォルニアで新しい金鉱山が発見されて、素材の制約も少ずつ消えていった。
 1861年女王の夫君であるアルバート公が急死すると女王の生活も一転して暗い喪の世界へと入り、
当時の建前社会にすでに存在していた、服喪の風習が女王の周りの上流階級を中心に強くなる。
これを契機として、喪のためのジュエリー、モーニング・ジュエリーが大量に作られた。
その一方で、王室の喪など知ったことではないとする新しい階級の人々は、機械による量産化の
始まりと、新たに登場した素材で開かれた新しいジュエリー市場の客となっていく。 _______________________________________________________________________________________________________________________________________________
ヨーロッパの宝飾技術と歴史
@ ヨーロッパ宝飾芸術の源流
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B ヨーロッパ近世以降とアメリカ
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| モーニング・ジュエリー | ベル・エポック - 1 | ベル・エポック - 2 | 第三共和制とフランスの愚挙 |
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C 19世紀末から第二次世界大戦
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