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豆知識
・ 結婚記念日の贈り物って?
・ 薬指にはめるのは何故?
・ ダイアモンドの鑑定
・ 世界で有名なダイアモンド
・ 銀の黒ずみを取る・つける
・ ジュエリーの技法(歴史)1
・ ジュエリーの技法(歴史)2


クラフトマン藤崎保

  担当 藤崎 保
・1990年
  東京宝石デザインスクール卒
・2006年
  JJAジュエリーデザイン
  アワード初出展で入選
・神奈川宝飾工芸組合員

ジュエリーの技法、奇々怪々な素材のジュエリー


ヨーロッパ近世以降とアメリカ


愛する人の髪の毛を使ったヘア・ジュエリー


愛する人の髪の毛を使ったヘア・ジュエリー

鑑賞ポイント

  愛する人の髪の毛を思いの品としてジュエリーの一部に組み込むという発想は、
  どこから生まれたのか。
  それでも、丁寧に梳いたか髪の毛は美しいものだ。
  ヴィクトリア中期、穐葉アンティークジュウリー美術館蔵。

  観光旅行の流行や万国博などによる英国人の生活の変化にジュエリーも対応
  【 奇々怪々な素材たち 】

   Strange Materials            

珍奇な素材を使ったジュエリーの登場


 ヴィクトリア時代の中期頃から、英国人の生活パターンに変化が現れる。
王侯貴族ではない新しい富裕層が台頭し、市民層にも生活にゆとりが生まれるにつれて
人と物の移動が始まる。
国内ではスコットランド、海外ではフランスとイタリアが主な旅行地であり、今で言う
観光旅行のようなものが人気となる。
そして、1851に始まる万国博の恒例化により、世界各地からの文物が流入する。
一方、ヴィクトリア時代の特徴である社会の建前主義の表れとして、喪の様式化が定着化する。
こうした生活の変化から、あるいはそれに応えるために、新しい珍奇な素材を使った一群の
ジュエリーがこの時代に登場する。

ダイヤモンドは買えないが・・・代用品の登場

ダイヤモンドは買えないが・・・代用品の登場

  産業革命の発達で新興の富裕層がぞくぞくと登場する。
  彼らが真っ先にやったのが、妻や娘にジュエリーを買う事。
  それでも、本物は大変、ダイヤモンドの代わりのマルカジットがこれ。
  全く錆びない鉄鉱石をダイヤモンド状にカットしたもの。
  ヴィクトリア後期、穐葉アンティークジュウリー美術館蔵。

新しい客層に応えた一種のイミテーション


 鉄はすぐに錆びる。
しかし歴史上、鉄で作ったジュエリーが存在する。
ナポレオンとの戦争の戦費に困ったプロシア政府が、金などを供出してくれた国民に
愛国者の印として交換に与えたベルリン・アイアンは鋳鉄で細かい細工を作り、その上に鉛や
油で作った釉(うわぐすり)をかけてある。
鉄ではなく木の化石を使ったのが、ジェットとボグォーク。
共に黒に近い色で、主にモーニングジュエリーに使われる。
 さて、新しい顧客が増えたのは事実だが、彼らは貴族たちほどには富裕ではない。
そうした客層に応えるために、一種のイミテーションに類する素材がこの頃登場する。
金の代わりにピンチベックが、ダイヤモンドの代わりにマルカジットとカットスティールが登場した。
ピンチベッドは合金の一種、もっとも外見的には金に似る。
これが、近世におけるジュエリー・デザイナーの始まりである。
マルカジットは鉄鉱石を、カット・スティールは鉄鋼をダイヤモンドの形状にカットしたもので、
全く錆びないのが特徴。
これらは、普通の物がジュエリーになった例だが奇抜なのは、南米の虫だ。
これは亀の葉虫と呼ばれる小さな緑色の虫だが、甲羅が異様なまでに硬い。
これを内臓などを取り出して金の台にセットすると、ちょっと見には緑の七宝に見える。
硬くて壊れないところから素材にしたのだろうが、虫と知らされて当時の女性は、喜んだのであろうか。
驚くのは、人間の髪の毛すらジュエリーに使われたことだ。
編んだり、櫛で梳いたりしてジュエリーの一部に組み込まれている。
言われなければ、わからないものも多い。
お守りとして使われたのが、動物の、それも凶暴な動物の爪や牙だ。
虎や熊のものが多く、これを使うのは、身に着けているとそうした動物の力が
乗り移ると考えてのことだろう。
こうしてみると、昔の人々の方が、はるかに想像力に富んでいたのではなかろうか。 _______________________________________________________________________________________________________________________________________________
ヨーロッパの宝飾技術と歴史
@ ヨーロッパ宝飾芸術の源流
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B ヨーロッパ近世以降とアメリカ
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