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豆知識
・ 結婚記念日の贈り物って?
・ 薬指にはめるのは何故?
・ ダイアモンドの鑑定
・ 世界で有名なダイアモンド
・ 銀の黒ずみを取る・つける
・ ジュエリーの技法(歴史)1
・ ジュエリーの技法(歴史)2


クラフトマン藤崎保

  担当 藤崎 保
・1990年
  東京宝石デザインスクール卒
・2006年
  JJAジュエリーデザイン
  アワード初出展で入選
・神奈川宝飾工芸組合員

ジュエリーの技法、歴史、アメリカからの新風 - ティファニー


ヨーロッパ近世以降とアメリカ


初期の頃の銀器の名作


初期の頃の銀器の名作

鑑賞ポイント

  ティファニー社は創業直後の頃は、ジュエリーよりもむしろ銀器で有名、
  万国博での最初の金メダルの受賞や王室の御用達の下命は、銀器によるものであった。
  これは初期の頃、1850年代後半の名作、打ち出された連続の蔦模様に日本からの深い
  影響が見られる作品である。
  テキサス州、ヒューストン美術館蔵。

  欧州の王室から御用達の称号を受けた宝石商、新しい宝石を発見し、その市場化にも成功  
  【 アメリカからの新風 - ティファニー 】

逆転しはじめたアメリカと欧州の関係


 1778年にアメリカの独立が認められて以来、アメリカは欧州に対して一種の劣等感を抱き、
逆に欧州はアメリカに対して、欧州に住めずに逃げ出した貧乏な下層階級の集まりといった
不思議な優越感を抱いていた。
文化的にも全くの未開地扱いで、見下ろしていた。
しかしながら、1880年頃から次第に両者の関係は逆転しはじめる。
ジュエリーの世界でも、ティファニー社がフランス王室の宝石類を買いまくったのを始めとして、
第一次大戦後は潰れた王室の宝石類の多くはアメリカの新興財閥に渡り、第二次大戦の終わりまで
多くのジュエリーが流出した。
また、ティファニー社などは欧州の王室から御用達の称号を受け、逆に欧州の宝石商に影響を与えるようになる。

写実を極めたアメリカの蘭

写実を極めたアメリカの蘭

  重厚な茶色の斑点を伴った濃い黄色の花弁が何ともリアルな蘭のブローチ。
  19世紀末、ティファニーがフランスから技術者を呼んで、アメリカに野生するランを
  モデルに作らせた名品の一つ。
  1889年、ティファニー社蔵。

ジュエリー史に名を残すティファニー


 19世紀の末に、アメリカで名を成した宝石商には、ブラック、スター&フロスト社やシュレーブなどの
会社があったが、やはり群を抜いてユニークでありジュエリー史に名を残すのはティファニーであろう。
同社が欧州で存在感を初めて示したのは、銀器で優秀賞を獲得した1867年のパリ万国博、
次いで87年に、旧フランス王室所有の宝石類の競売で最大の買い手となって欧州勢を憤激させたことだ。
さらに、89年のパリ万国博では、アメリカ産の真珠や宝石類を使ったジュエリーや南アフリカ特産の蘭の花を
デザインした七宝のブローチを公開して、一躍注目を集めた。
創業者チャールズ・ティファニーのプロの宝石商としての腕の冴えを見せたものと言える。
 彼はまた若干20歳のジョージ・クンツを採用し、莫大な資金を自由にさせてアメリカ国内のみならず
世界中の宝石を探させた。
クンツはこれに応えてミシシッピ川産の天然真珠やクンツライト、モンタナ・サファイアなどの新しい宝石を
発見し市場に送り出すことで、同社を世界の宝石業界で屈指の企業とすることに大きな力を発揮する。
 文化度なしと軽蔑されていたアメリカ人の会社としては異数のことだが、同社はヴィクトリア女王を
始めとする多くの欧州王室の御用達となる。
ティファニー社を発展させたのは、当時、姿を見せ始めていたアメリカの大富豪たちであり、彼らは
膨大な資金を元に、その後も欧州からのジュエリーや美術品を買い続け、その動きは第一次大戦、
そして第二次大戦を通じて、欧州勢の無念をよそに、今日まで続いているのだ。
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ヨーロッパの宝飾技術と歴史
@ ヨーロッパ宝飾芸術の源流
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B ヨーロッパ近世以降とアメリカ
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C 19世紀末から第二次世界大戦
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