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豆知識
・ 結婚記念日の贈り物って?
・ 薬指にはめるのは何故?
・ ダイアモンドの鑑定
・ 世界で有名なダイアモンド
・ 銀の黒ずみを取る・つける
・ ジュエリーの技法(歴史)1
・ ジュエリーの技法(歴史)2


クラフトマン藤崎保

  担当 藤崎 保
・1990年
  東京宝石デザインスクール卒
・2006年
  JJAジュエリーデザイン
  アワード初出展で入選
・神奈川宝飾工芸組合員

ジュエリーの技法、歴史、アール・ヌーヴォー


19世紀末から第二次世界大戦


  閉塞感を破る新しいアイデア、影響を与えた日本の工芸  
  【 アール・ヌーヴォー 】

       ART NOUVEAU    c.1895〜c.1910

契機となった日本の文物との出会い


 19世紀になると、前項で述べたように、英国でもフランスでもある種の停頓した風潮が生まれる。
それと並行して、産業革命の進展の影響は工芸、ひいてはジュエリーの世界にまで影響を及ぼし、
量産品とも言うべき安価で手のかからない安易な商品が生まれてくる。
これは産業革命による新しい富裕層という、新規の市場が発達したことも意味したが、
意識のある作り手には耐え難い環境であった。
人々は全く新しいアイデアを求めていたのだ。
そこに偶然にも登場したのが、日本からの文物であった。
この出会いから[アール・ヌーヴォー](新しい芸術の意味)が生まれた。

ラリックお得意の組み合わせツバメと女性像

ラリックお得意の組み合わせツバメと女性像

鑑賞ポイント

  横を向いた2人の女性の横顔の周辺を飛びまわるツバメは、
  ラリックならではの奇抜な組み合わせ。
  ツバメは七宝、様式化した髪の毛の間にはプリカジュールの七宝、
  小さいながら見事なブローチ。
  1900年前後、フォルツハイム宝石美術館蔵。

底流に流れる日本的テーマとデザイン


 アール・ヌーヴォーという芸術運動は、ジュエリーの分野だけに限らず、建築や家具、絵画、本の装填などにも
見られたものだが、特に建築工芸あるいはジュエリーの分野で優れた画期的な名品が生まれる。
その中心となったのがフランスとベルギーであり、個人のデザイナーの工房を中心として創作活動が行われた。
同時代の大宝石店の殆んどは、アール・ヌーヴォー風の作品は手掛けていない。
 ルネ・ラリックを中心とするパリのデザイナーたちは、1870年代から欧州に登場し始めていた日本美術に
強烈な刺激を受け、これまでのジュエリーには全く見られない。
斬新で画期的な一群のジュエリーを作り出した。
その手本となったのは、日本美術に特有の完全なる左右非対称の構成、様式化された流れるような曲線や
浮世絵などに見る図案といったデザイン・アイデアだけでなく、四分一や赤銅、漆、有線七宝、螺鈿、蒔絵といった
素材や技法であった。
デザイナー達はそうしたデザインや素材、技法を用いて、蜻蛉、蛇、日本の草花、蛸、白鳥、孔雀、などを
テーマとしたジュエリーを付くり続けた。
 アール・ヌーヴォーの面白さは、このようにデザイナーたちが画期的なデザインをしながらも、
実際の製作に関しては従来の優れた職人重用し、作りは専門家に任せたことである。
このようなアール・ヌーヴォーの動きはドイツやデンマーク、さらにはアメリカにまで飛び火し、
アメリカではティファニー家の二代目、ルイス・コンフォート・ティファニーが現れる
 今、こうしたジュエリーを我々が見ると、何かどこかで見たようなデザインが多いが
その根源が日本美術にあることを思えば、それもまt当然といえよう。

口から真珠を吐き出す怪魚、フーケの名作ブローチ


真珠を吐き出す怪魚、フーケの名作ブローチ

鑑賞ポイント

  天然のアワビ真珠を胴体にして七宝でヒレを作り、口からは真珠などを
  吐き出すちう奇抜なデザインの魚のブローチ。
  ジョルジュ・フーケの製作で、アール・ヌーヴォー期の名品の一つ。
  1900年前後、フォルツハイム宝石美術館蔵。
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ヨーロッパの宝飾技術と歴史
@ ヨーロッパ宝飾芸術の源流
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B ヨーロッパ近世以降とアメリカ
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| ヒストリシズム | ヴィクトリアン - 2 | カステラーニ一族 | 奇々怪々な素材たち |
| モーニング・ジュエリー | ベル・エポック - 1 | ベル・エポック - 2 | 第三共和制とフランスの愚挙 |
| アメリカからの新風 - ティファニー | ジャポニスム | 照明と宝石の関係 |
C 19世紀末から第二次世界大戦
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| ファベルジェの技 - ギヨシェ、エンジンターン | エドワーディアン | プラチナの登場 |
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