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豆知識
・ 結婚記念日の贈り物って?
・ 薬指にはめるのは何故?
・ ダイアモンドの鑑定
・ 世界で有名なダイアモンド
・ 銀の黒ずみを取る・つける
・ ジュエリーの技法(歴史)1
・ ジュエリーの技法(歴史)2


クラフトマン藤崎保

  担当 藤崎 保
・1990年
  東京宝石デザインスクール卒
・2006年
  JJAジュエリーデザイン
  アワード初出展で入選
・神奈川宝飾工芸組合員

ジュエリーの技法、歴史、現代の天才たち


19世紀末から第二次世界大戦


  50年・100年後を見据えたジュエリー、20世紀のアンティークを創造する2人  
  【 現代の天才たち 】

       PROMINENT TWO OF OUR AGE          

未来が認める20世紀の天才たち


 評価の定まった過去の天才を賛美することは簡単であるが、今いるかもしれない天才を
言い当てるのは至難の技である。
どうしても主観や利害が絡むし、逆に評価者自体の資格も決定的とは言えない。
それでも、やはり天才は今もいるのであって、50年、100年も経てば、そのジュエリーは
20世紀のアンティークとして認められるであろう。
過去の天才、チェリーニやカステラーニ、ファベルジェ、ラリックなどと並ぶ20世紀後半の天才は
誰なのか、あえてこの難問に挑戦してみたのが本項である。

これぞ現代の天才、ケヴィン・コーツ作ブローチ

これぞ現代の天才、ケヴィン・コーツ作ブローチ

これぞ現代の天才、ケヴィン・コーツ作ブローチ

鑑賞ポイント

  あまりの寡作のために(本業は音楽、10年で50個も作らない)誰も知らない、
  それでいてその作品のコピーが世界中に氾濫しているという現代英国が生んだ
  鬼才ケヴィン・コーツのブローチ、題して「茨のキリスト」。
  唸るほどの迫力、真の創造性とは何かが良くわかる。   1980年代、個人蔵。

2人のアーティスト・ジュエラー


 19世紀末から20世紀にかけて、市民階級が顧客に参入したことにより
ジュエリーの市場は爆発的に拡大したが、それがまた第二次大戦後の高度経済成長に
日本などの新興市場が参画したことでさらに爆発した。
しかし、数量的には拡大した市場ではあるが、そこに棲む宝石商たちのレベルは間違いなく
低下し、個性のあるジュエリーを残すデザイナーは激減さいた。
その中で、現存するアーティスト・ジュエラーとして最も個性的な2人を紹介する。
一人は英国人のケヴィン・コーツ(1950年生まれ)であり、もう一人はパリに住むアメリカ人
のJRA(ジョエル・アーサー・ローゼンタールの略、生年不詳)である。
 コーツは金属工芸を学ぶのと並行して音楽をも専攻し、わずか28歳で音楽関係の博士号を
取得する。
彼は西欧の神話や伝説、歴史などにデザインの根源を求め、彫刻に近い立体的なジュエリーを
作り続けた。
きわめて寡作であり、製作のほとんどすべての工程を自ら行う。
その作風は鬼面人を驚かすものであるが、単に奇抜さを狙ったお粗末な物ではなく、
技術的にも内容的にも西欧の伝統をしっかりと踏まえた、20世紀の代表的ジュエラーである。
あまりにも寡作なために、商売にならない競合会社などは無視しようとするが、間違いなく
21世紀にはアンティークでとなる。
 78年より活動を開始したJRAの方はこれと正反対であくまでもデザイン・アイデアを創造し、
それをパリの名工たちに作らせるというコンダクター的な役割に徹したジュエラーだ。
彼はすでに消えた技術と思われていた銀を硫化させて漆黒にした素材を好んで使い、
その上に全く隙間のないパヴェ・セッティングでダイヤモンドや色石をセットする。
全体として異様な迫力に満ちたジュエリーで、一度見たら忘れられない。 デザインのモティーフは動植物が多く、ラリックの再来を思わせる。  両者ともに全くのジャーナリズム嫌いで、一切会わないが、買いたい客は門前に列を成している。 しかし、彼らを知る人は日本にはほとんどいない。

現代の鬼才JRAの蝶のブローチ


現代の鬼才JRAの蝶のブローチ

鑑賞ポイント

  
  すべてのジャーナリズムを避け、好きな物だけを作るJRA。
  この蝶は銀とプラチナをこみ混ぜた台座にダイヤモンドとサファイヤのみ、
  爪の全く見えない石の密集度に注目   1990年代、個人蔵。

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ヨーロッパの宝飾技術と歴史
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