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豆知識
・ 結婚記念日の贈り物って?
・ 薬指にはめるのは何故?
・ ダイアモンドの鑑定
・ 世界で有名なダイアモンド
・ 銀の黒ずみを取る・つける
・ ジュエリーの技法(歴史)1
・ ジュエリーの技法(歴史)2


クラフトマン藤崎保

  担当 藤崎 保
・1990年
  東京宝石デザインスクール卒
・2006年
  JJAジュエリーデザイン
  アワード初出展で入選
・神奈川宝飾工芸組合員

ジュエリーの技法 ヴァイキング、フィリグリー


ヨーロッパ宝飾芸術の源流


  縦横無尽に船を操り海外をも往来した海洋民族の不思議なデザイン文様
  【 ヴァイキング/ VIKING 】

    

優れた航行能力を持った海洋民族


 8世紀の末から11世紀にかけて、今日のノルウェーやデンマーク、スェーデンなどに居住しながら、
北海沿岸や英国、アイルランド、アイスランド、更にはスペイン沿岸を経て遠くコンスタンチノープル
にまで足跡を残した海洋民族を言う。
その目的は海賊行為と書く本もあるが、それだけではなく、通常の交易も目的でありヴァイキング船と呼ばれる
長く先端の尖った船を操り、大西洋横断を行うほどの航海能力を持った。

技法B  フィリグリー 〜Filigree〜

  曲げたり繋いだりした細い金属線を基盤に貼り
  モティーフや装飾パターンを描いたものと、基盤を
  使わずに金属線だけによるオープンワークの
  物があり、技術は世界各地に点在する。
  カンティーユは前者が発展し洗練された物。

ジュエリーの技法 フィリグリー


金の素材や未完成品の山


金の素材や未完成品の山

鑑賞ポイント

  これもスェーデン出土の金細工品や素材の山。
  残っているのは一部で、多くは溶かされて王様の借金の支払いに充てられた。
  金は北方に無いから、ローマのコインなどを溶解して作ったものか。
  6世紀頃、ストックホルム歴史博物館蔵。

ヴァイキング独自のデザイン


 その美術様式の初期のものは、北方の土着文化がケルトの影響を受けた物で
後期の5〜7世紀頃からは、ゲルマン美術と共通項の多いものとなる
 ヴァイキングが残したジュエリーの多くはケルトの影響を受けた物で、
さらに北方ゲルマンあるいはアングロサクソンのものに類似しているという特徴を持つ。
歴史的な経過をたどれば当然のことだが、ヴァイキングのものにしかない特徴と言えるのは、
グリッピング・ビーストと呼ばれるデザイン・パターンだ。
ビースト(獣)の名のごとく、これは動物文の一種で、複数の動物(何であるかは特定できない)
が手足を結び合った形で表現され、さらに進むと、紐が無限に絡み合ったような不思議な文様となる
紐なのかなとよく見ると、先端の部分に動物を思わせる目が描かれていたりして驚く。

北の国から出土した金のネックレス

北の国から出土した金のネックレス

鑑賞ポイント

  恐ろしいまでに精緻な金の飾りをつけた5連の金の首飾りは、スェーデン出土のもの。
  他にも3連、7連のものもある。
  ヴァイキングを含む民族大移動期のもの。
  チューブの繋ぎ目には、人面や動物が張り付いている。
  6世紀頃、ストックホルム歴史博物館蔵。

 ジュエリーの中心は、やはりブローチである。
だが時代が新しいせいもあるのか、いわゆるフィビュラ形式のブローチはほとんど見られず
特有の円盤形式のものが中心となる
まれには、楕円形のものがあるが、これは肩の所に用いて外套が落ちないようにしたものだ。
その表面を這い回るような動物文は、多くが金線を貼って輪郭を描いたフィリグリー細工で、
他に類を見ないジュエリーと言えるであろう。
コロンブス以前にアメリカ大陸にまで到着するほどの航海術を持っていた民族にしては
自己のスタイルに変化が無く、海賊行為や交易の相手らの影響がほぼ皆無な点も面白い特徴である。
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ヨーロッパの宝飾技術と歴史
@ ヨーロッパ宝飾芸術の源流
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