私たちクラフトマンは、「お客様一人ひとりに喜んで頂くためにはどうすれば良いか?」を常に心がけております。 デザインから製作に至るまで、お客様と細かくご相談し、はめ心地、つけ心地などに最大限気を配りながらの工程となります。 もちろん労力も伴いますが、納品の時にお客様より喜びの言葉と笑顔を頂けると全ての苦労が報われた気持ちになります。
職人は技術の向上心が必須条件ですが、自分の技術を極めたい、魅せたいという思いが強くなり過ぎるとお客様にも"自分"を押し付けがちになってしまう。 本来、お客様に喜んで頂く為の技術やウデである筈なのに、一歩間違うと独りよがりになってしまうと思うのです。 私たちもその自身の思い違いと日々葛藤しながらですが、「お客様の為に」というこの一点は揺るがないように仕事をしていきたいと思っています。
オリジナルのデザインを考えるとき、草木や花など自然にあるものを取り入れることが多いです。 自然に存在しているものには、自然であるが故に感じられる調和があり、力強さや繊細さがあります。
「何故この花はこんな形をしているのだろう?」 、 「何故この枝はこんな伸び方をするのか?」等々。
考えれば、全てに意味があるように思えてくるのです。 そんな心に感じたイメージを形にして表現しております。 手に取って頂いたお客様にも「ごく当たり前な日々の美しいもの」を感じていただけると嬉しく思います。
担当 藤崎 保
・1990年東京宝石デザインスクール卒 ・2006年JJAジュエリーデザインアワード 初出展で入選 ・神奈川宝飾工芸組合員