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豆知識
  ジュエリー・宝石について
  の豆知識と読み物
クラフトマン藤崎保   担当 藤崎 保
・1990年
東京宝石デザインスクール卒
・2006年
JJAジュエリーデザイン
アワード初出展で入選
・神奈川宝飾工芸組合員

真 珠 の お手入れ ( メンテナンス )

 

1. パール・真珠は、海が与えてくれた自然の宝石です。

   そして、他の宝石類と違い、生物が産み出すものです。
   顕微鏡でしか見ることのできない極小のカルシウム結晶の一つひとつが、たんぱく質の薄いシートに
   包まれ、それらが何千億と集まって一個の真珠を形成しています。
   その繊細で特殊な構造が、あの独特の色と輝きを放っているのです。 
   繊細であるがゆえに、酸・乾燥・湿気には敏感で普段のお手入れは欠かせません。
   しかし、ご使用後のお手入れと保管方法に注意すれば、劣化を大幅に防ぐことができます。  
   なるべく湿気や乾燥に左右されない場所に保管するか、湿度調整剤(楽器などに良く使用されます)  
   (備長炭などの炭なども良いかもしれません)を宝石のある場所に一緒に入れておくのも良い方法です。   
   その他では桐箱(桐は宝石にとっても良い湿度環境を保ってくれます)に入れておくのも良いでしょう。 

 

2.パール・真珠はクリーニングが必要?!

   真珠の装身具のほとんどは、衣類と同じように肌に直接触れているものです。
   衣類が必ず洗濯・クリーニングをするように、真珠にも必要なのです。
   なぜなら両者の汚れは共に皮膚分泌物によるからです。
  ホコリや酸などが真珠表面に白い粉を吹いたような白色化現象を引き起こしたりします。
   さらに真珠の場合、冠婚葬祭での装着が多いので、その汚れは目につき易いと言えます。
   真珠は生き物が、生きる活動をしている時に作られる唯一の宝石です。
   従ってその構造や成分は人間の肌のようなデリケートさを持っています。
   その美しさを維持するためには、お肌の手入れと同じように、真珠独自のクリーニングが必要です。


3.使用方法

   ネックレスのような連物(れんもの)は通常洗いませんが、指輪だったら軽く水洗いしても良いでしょう。
   ただし、その後はしっかり水分をふき取ります。
   汗、水道水の塩素、化粧品、ヘアスプレーなどなど、真珠には良くないことが多いので、出かける直前に
   身に着け、戻ったら最初に外すのが鉄則です。


4.対策

  ・ 真珠に付着した汗、皮膚分泌物、化粧品等々を迅速に拭きとる。
    お手入れの中でも特に大切なことが「拭く」ということです。
    着用後に拭いてからしまうことはもちろんですが、極端にいえば、少しでも手が触れたら拭いておくぐらい
    のデリカシーが必要です。私たちの汗や手の皮脂などの皮膚分泌液は酸性を帯びています。
    真珠表面のカルシウムは酸性に弱いものですから、その状態が繰り返されると、徐々に溶けて凹凸が
    できてしまうのです。そしてそれがくもりの原因となり、美しい「てり」が失われてしまうのです。
    とにかく、身に着けたあとは、軽く柔らかい布で汗や皮脂をふき取りましょう。

     《専用クロス》

    そのため、真珠を拭くクロスは「吸水性」「吸油性」に優れていることが求められます。
    真珠科学研究所が研究開発した「真珠クロスシリーズ」は、極細繊維(マイクロファイバー)を使用して
    おり、真珠のお手入れには最適のものです。美しさを保つためにお使いになるのも良いと思います。
  ・ 保管場所に気をつける。   
    真珠はある意味「生きている宝石」といえるもの。理想的な保管のポイントとしては
  @湿気や油分のない場所であること。
    ただし、ひび割れの可能性がありますので、極端に乾いた場所での保管は避けてください。
  A湿度や温度が一定に保たれていること
  B暗所で密封されていること。
    熱や紫外線にとても敏感です。
    光や熱に弱い性質なので、直射日光や蛍光灯が当たる場所を避けて保管。
  C他の硬い宝石と一緒だと傷がついてしまったり、金属類と一緒だと錆が付着してしまうこともありますの
    で 注意が必要です。ダイヤモンドやルビーなどの鉱物系の宝石とは違い、生物資源の宝石です。

    

5.日常のご使用に関するご注意

   炊事、洗濯、入浴時には必ず別の場所に保管のうえ、身に付けないようにしてください。
   特に温泉ご入浴時は絶対に装着しないでください。
   ミネラル等の温泉成分が真珠表面のカルシウム層を劣化させます。
   お化粧やヘアスタイリングは、真珠製品を装着する前にお済ませください。
   化粧品や整髪料が劣化の原因となる場合があります。
   酸による劣化を防ぐ為、フルーツ、酢の物等お召し上がりの際には
   真珠に汁等が飛ばないようご注意下さい。
   真珠層にキズがつく場合がありますので、硬いものを真珠とぶつけたり、
   触れ合わせないようにして下さい。
   飲料、調味料、薬品、オーラルケア製品、化粧品、日焼け止め、洗剤、漂白剤、油脂、
   などに真珠をつけないようにしてください。
   万が一ついてしまった場合は、すぐに水洗いの上、柔らかい布で拭き取り、よく乾かしてください。

  ご面倒に感じられるかと思いますが、永くきれいな状態でお使い頂く為に
   とても大切な基本のお手入れです。

  お手入れ時には脱脂綿の使用は避ける。脱脂綿には漂白作用があり、
   真珠を変色させる恐れがあります。


6.ひどい汚れの場合とか酸が付着した場合

    水洗いが必要です。
   夏の暑い日にたっぷりの汗をネックレスにつけてしまった、ミカンなどの柑橘類の汁をつけてしまった、
   酢や酢酸を真珠に飛ばしてつけてしまったとか、泥水の中に真珠を落としてしまったなどの場合。 
   水洗いしましょう。 しかし守って頂きたい点が3つあります。
   (1)水は真水が良いので水道水などは一度、沸騰させた後ぬるま湯になった物を使用する事。
   (2)柔らかい布で水分は充分取ってしまう事。
   (3)ドライヤーなど熱機器等を使わず、自然乾燥をさせること。

  ※特に(3)の水分を十分取ったあとの自然乾燥はとても大切です。
    これを怠るとせっかく汚れが落ちても空気中の酸と水が化学反応を起こして『酸化』してしまう
   事があります。
    酸はカルシウムを溶かし、真珠の『ツヤ』を失ってしま う原因になります。  
    また、急激な熱処理は真珠層に含まれるタンパク質を破壊してしまう危険性があります。
  ※保管場所に防虫剤、乾燥剤などは入れないで下さい。防虫剤は『酸』そのものですし、り、
   乾燥剤はその名の通 『乾燥』を招く大敵です。